K-Style Trip
❤️🧳

運営者の世界観

旅先で損をするのは、誰も知らないことを知らないからではありません。

そこに住む人は全員知っていることを、旅行者だけが知りようがないからです。

その非対称を解消したいと思いました。

だから、誰も数えなかったものを数えはじめました。

なぜ作ったか

ずいぶん旅をしてきました。

そして毎回、同じことが起きました。

月曜が定休だと知らずに行って引き返し、いちばん混む時間に着いて二時間を列に使い、終電がどこで切れるのか分からずに夜の道に立っていました。

そのたびに行き着く結論は同じでした。

地元の人には当たり前すぎて、書き留める理由がなかっただけです。

そしてそういうものは、必要だった瞬間が過ぎてから分かります。

人生でいちばん楽しいはずのことが、誰も書き留めなかった小さなことのせいで何度も崩れました。

韓国へ来る人たちも、いままさに同じ場所に立っています。

何が問題だったか

チケットを買うには韓国の予約サイトに登録が必要で、本人確認で韓国の携帯番号を求められます。

番号がなければそこで止まります。

どうにか取れても会場は都心の外です。

高尺スカイドームもKSPOドームも明洞から40分以上。

公演が終わればもう終電の時間で、その時間まで開いている店がどこなのかを、知る方法がありません。

翌日、古宮へ行くとその日が休館日です。

一つひとつは些細なことです。

そしてどれも現地の人なら知っていることなので、どこにも書かれていません。

外からは調べようがなく、知るのはたいていその前に立ったときです。

だからこのサイトは、ないものを作りません。

あるのに誰も数えなかったものを数えます。

各会場の終電を、運行会社が公示した時刻表から直接読みました。

そのうちいくつかはソウルに着きません。

確認できなかったことは、確認できなかったと書きます。

そうでなければ「確認した」に意味がありません。

していること

  • 公演を会場・チケット状況とともに掲載します。過去の公演も残します。次のツアーを見通す手がかりになるからです。
  • 各スポットに英語表記の住所を地図と並べて置いています。ひと目で読み取れる形にして、タクシー運転手に画面をそのまま見せれば伝わるように。
  • 韓国語・英語・日本語・中国語・フランス語で提供し、利用者が書いたレビューや投稿も翻訳されます。同じ場所で同じことにぶつかった各国の旅行者が、気づいたことを互いに渡していけるように。
  • 首都圏の外まで扱います。釜山・慶州・済州も含まれます。
  • 公演のあとを先に用意しておきます。帰りの終電、近くで行ける場所、保存した滞在先までの経路が、各公演ページに一緒に置かれています。

確認の記録

このサイトの料金と時刻には、確認した日付があります。最近の記録の一部です。

  • 8月14日 - 予約リンク三種類を実際に最後まで辿り、すべて韓国のページに着くことを確認しました。
  • 8月18日 - ヘア・ネイル・韓服・工芸・撮影の料金を予約画面で一つずつ開いて確認し、幅のまま記載しました。
  • 8月19日 - アカスリ・マッサージ・ヘッドスパの商品78件を確認して価格帯を記録しました。一日チャーター料金も同日に確認。
  • 8月19日 - 空港鉄道の終電の一部がソウル駅の手前で終わるという資料を見つけましたが、運営会社の時刻表と照合するまで本文には載せないことにしました。
  • 8月20日 - 流行ボードに主題外のゲーム映像が一日残っていました。取り下げ、再発しないようフィルターを追加しました。

運営

公演日程と会場情報は発表され次第登録し、チケットの状況は変わり次第反映します。ニュースと動画フィードは毎日自動で更新されます。投稿とレビューは送信された時点で自動審査を通し、不適切な内容がそのまま表示されないようにしています。

これから

ある土地を知ることが、そこに住む人だけのものである理由はありません。

どの路地が何時に静かになるのか、どの扉が何曜日に閉まるのか。

ある人にとってはごく当たり前の日常であり、ある人にとっては最後まで届かないものです。

その間をつなぐ仕事をしています。

結局のところ、私たちは地球というひとつの村に一緒に暮らしています。

それなら互いに十分やさしくする理由があり、訪ねてきた人はその親切を遠慮なく受け取っていいはずです。

今日、道が分からずに立っている人は、自分の町では道を教える側の人です。

誰もが両方を経験します。

知っていることを渡すのが、親切というより順番に近いと思う理由です。

同じ時代を通り過ぎている以上、互いに少し楽にすることはできます。

まだ誰も数えていないものが、たくさん残っています。

抜けているところも、埋められていない情報も多くあります。

数え続けて、足していきます。

だからこそ、互いにリアルタイムで話し、その場所がいまどうなっているかを素早く伝え合えるように、これからも作り続けます。

昨日の情報ではなく、今日その場の情報が行き交うように。

言語は新しい世界を開く鍵でした。

その鍵は長いあいだ、一部の人の手にしかありませんでした。

いまはどこへ行こうと、その鍵は私たち全員の手にあります。